2007/09/24

批判の心理機構

議論における建設的な批判ではなく、文句や愚痴について考える。

なぜ発してしまうのか?
相手が不快に感じるのはほぼいつも明らかなのに。
言った側には、どんなメリットがあるのか?言われた側は、なぜそんなに影響を受けるのか?

2007/09/17

心の流れ

思うがままにできること、思ったとおりの反応が返ってくることが、快につながる。
逆に、思うがままにできなかったり、反応が異なったりすると不快になる。
これに、身体的な快感と苦痛を組み合わせたのが、心の流れの基本を形成している。
水が高きから低きへ流れるように、心も不快から快へと流れる。

あまりに単純なモデルだけれど、単純な法則にしたがっていたとしても条件によって複雑な結果をもたらす。
「思うがまま」と言っても、何についてどの様に認知しているかについては、無限の多様性があり、それまでの経験によって構築されるものが異なってくる。
また、心理状況が認知に影響を及ぼし、認知によって心理状況が変化するため、自己フィードバック構造にもなっている。

心が流れるままに任せて、状況が良くなればよいが、良くなるか悪くなるかは運任せといえる。途中で溜まれば、淀んでしまう。
淀みをなくす手段が得られれば、心が自然に流れるようにできるだろう。

たとえば、認知行動療法もそんな手段の一つになる。