2006/09/02

翻訳書の題名

題名は、本の第一印象です。
内容とそぐわない題名は、読む人に余計な先入観をあたえるだけでなく、
そもそも手に取られなくなってしまいます。

「チャンスを広げる思考トレーニング」
題名からすると「いかにチャンスを掴むか?そのためにはどうすればいいか?」という内容に思えます。
実際の内容はその全く逆で、ひたすら成功を追い求める世界(尺度の世界)から離れて、貢献と協調の世界(可能性の世界)に身を置くことを提案しています。

とはいえ、題名が微妙な翻訳書は結構あるようなので、そういう物かもしれません。私が気になっている本にも、書店で見掛けても手に取らないだろうと思わせる題名のものが結構あります。

「幸せになる技術—心の目覚めのための21のエクササイズ 」
(スリクマー・S. ラオ )

原題は「Are you ready to succeed?」

「さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる」
(エックハルト・トール)

原題は「The Power of Now」

「ずっとやりたかったことを、やりなさい」
(ジュリア・キャメロン)

原題は「The Artist's Way」

「フロー体験 喜びの現象学」
(チクセントミハイ)

原題は「Flow: The Psychology of Optimal Experience」

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