2007/03/12

ちいさな王子

サン・テクジュペリの小説。

「星の王子様」として訳されてきたけれど、版権が期限切れになったことで、新訳が発売された。
前半は風刺が効いているけれど退屈な話が続くが、王子がキツネと出会ったあたりから星に帰るまで感動的な場面がくる。

「さようなら。じゃあ、秘密を教えてあげよう。とてもかんたんだよ。心で見なくちゃ、ものはよく見えない。大切なものは、目には見えないんだよ。」
「砂漠がきれいなのは、どこかに井戸を隠しているからなんだよ…」

なんでも「王子」はサン・テクジュペリ本人で、「薔薇」は奥さんのコンスエロ・スーシンを指していたらしい。
で、この小説を書く前に仲直りしたそうな。知らなくていい情報ってのもあるもんだ。

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