2007/03/13

コンプレックスと認知ルール

太っている事にコンプレックスがある。
こう表現するのにも抵抗があるのだから、けっこうな強さだ。
このようなコンプレックスに対して、「そう考えるのは、他の太った人を侮辱している」と
主張して考えを改めるよう促す事は出来るだろう。

しかし、それではコンプレックス自体は解消出来ない。
コンプレックスを感じている事を認められなくなるだけだ。

なぜなら、「他の人を侮辱している」という考えは、
コンプレックスを感じ、感じている事を認識したあとに関連する認識として現れるからだ。
コンプレックスを解消するには2ステップ遅すぎる。

コンプレックスを感じる直前の認知ゲームにメスを入れる必要がある。
コンプレックス自体は直接的な苦しみではなく、連想による苦しみなので、
認知ルールを修正出来れば、解消されるはずだ。

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